監視カメラに使用する録画装置には、弊社がおすすめしているNVRの他にDVR(デジタルビデオレコーダー)があります。NVRとDVRはどちらもビデオレコーダーであり、監視カメラで撮影した映像を録画する目的で使われますが、それぞれ違いがあります。
NVRは、DVRよりも後に登場した新しいタイプのビデオレコーダーです。
NVRは名前に「ネットワーク(N)」が入っている通り、インターネット等のネットワークに接続できます。これがDVRとの決定的な違いです。
ネットワークに接続することにより、遠く離れた場所に設置したカメラの映像を録画したり、リアルタイムでモニタリングすることができます。極端な例ですが、北海道に設置したカメラの映像と、沖縄に設置したカメラの映像を、東京の本部で同時に管理することができます。
また、NVRはLAN経由でデータをやり取りするのに対し、DVRは主に同軸ケーブルを経由してデータをやり取りします。
そのため、使用するカメラによっても使い分けが必要となります。特に、ネットワークカメラを使って録画する場合は、NVRを使用することが必須となります。
DVRはアナログカメラから送られたデータを一度デジタル情報に変換するため、画質の劣化があります。
対するNVRはネットワークカメラによって処理された情報をネットワーク経由で伝送されるため、画質の劣化がありません。
高画質な映像が求められる現代では、監視カメラも高性能なものへと進化しています。
NVRなら、カメラの性能を最大限に活かすことができます。
NVR | DVR | |
---|---|---|
記録方式 | ネットワークカメラ | アナログカメラ |
画質 | 劣化しない | 劣化する可能性がある |
配線 | LANケーブル | 同軸ケーブル |
コスト | 高い | 安い |
用途 | 広範囲の監視 遠隔地からの監視 |
規模の小さな監視 |
DVRは防犯用途で使われることがほとんどでしたが、NVRは防犯用途以外にもさまざまな使い方をすることができます。
例えば、商業施設においては防犯設備として使用しながら、人数カウント機能を用いてデータ収集を行うことでマーケティングに活用することができます。
また、車両ナンバー認識システムを使った車両の登録・データ管理することができ、物流業界で注目を集めています。
このように、遠隔監視が可能なネットワークカメラとAI機能を持ったNVRを組み合わせは、様々な課題を解決する可能性を秘めています。
利用シーンや車両ナンバー認識システムについて、詳しくはこちらをご覧ください。
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