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NVRとは、ネットワークカメラの映像を録画するための機器のことです。
監視カメラの本体には、録画機能が備わっていないことが多く、映像の録画にはNVRなどの外部機器が必要となります。
通常の録画ソフトやサーバーと比べ勝っている点が多いため、最近ではNVRが監視カメラシステムの基本構成として定着しています。
こちらの記事では、ネットワークカメラ初心者に向けてNVRの仕組みをわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
【初心者向け】NVRの仕組みと、カメラとレコーダーが別々な理由
遠隔地でも24時間ライブモニタリングが可能です。
お使いのスマホ(iPhone、Android携帯)からアクセスして、ライブ画面とパンチルト操作を制御することができます。
詳細はこちらをご覧ください。
スマートフォンモニタリング「スマホでいつでも・どこからでも」
せっかくの録画もアナログ時代のように、判別がつかない映像では意味がありません。
高解像度IPカメラによる鮮明な録画映像と広角撮影が可能。メガピクセルカメラのご利用にも最適です。
大量のIPカメラ接続と集中管理で、さまざまな場所を分割して見渡すことが可能です。
例えば、北海道に設置したカメラの映像と沖縄に設置したカメラの映像を同時にリアルタイムで管理できます。
技術の進化と多様なニーズに応え、防犯カメラのような監視のみから管理・マーケティングなど多目的な活用ができます。
詳細はこちらをご覧ください。
ネットワークビデオレコーダーの利用シーン一覧
NVRとDVRの違いは、記録媒体への保存方法です。
DVRとは、「Digital Video Recorder」の略称で、アナログカメラが記録した映像を保存する機器です。
DVRは主に同軸ケーブル経由で映像を保存していますが、NVRはLANケーブルを利用するため、配線面の簡単さや映像の画質が鮮明といったメリットがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
NVRとDVRの違い
※システム・ケイNVRとDVRの画質比較
NVRは映像を記録するための機器であるのに対し、VMSはNVRのシステムそのものです。
つまりVMSは、システムを利用できるパソコンを接続するサービスとして使用することであり、仕組み的には同じものです。
VMSについて、詳しくはこちらをご覧ください。
映像管理システム SK VMS
NASは「Network Attached Storage」の略称で、ネットワークに付属している記憶域といった意味であり、ストレージ機器の一種です。
ネットワークを介してのデータ保存が可能で、ファイルサーバーと同様の役割を担うことができるため、NVRの代替品として採用されることもあります。
製品 | NVRシリーズ (ネットワークカメラ 専用録画装置) |
録画ソフト + パソコン (録画サーバー) |
---|---|---|
OS | Linuxベースが一般的 | Windows |
インストール | 一切不要 | サーバーソフト、ビューワソフト |
HDD 容量 |
専用HDD(1TB/2TB/4TB/6TB) | PCの空き容量に依存 |
ディスプレイ | 不要(クライアントPCで操作可) | 録画サーバー用に必要 |
耐久性 | 録画システム自体がLinuxボード組込なので、24時間連続稼動が可能である。またHDD障害時でも録画システムの再インストールは不要。 | Windowsシステムのため、他アプリケーションと併用など、トラブル時にシステム障害の可能性がある。またHDD障害時はWindowsや録画システムの再インストールが必要。 |
消費 電力 |
最大15W | 最大270W |
※NVR-miniとの比較表になります。他NVR製品ラインナップはこちらをご覧ください。
NVRには、機器内に映像を保存するための記憶媒体である「HDD」が入っています。
そのHDDに監視カメラが記録した映像を、LANケーブルやIPネットワークを経由して保存するといった仕組みです。
この他の構成例についてはこちらをご覧ください。
NVR監視システム構成例
また、カメラがNVRに対応しているかの確認にはこちらをご覧ください。
対応カメラ一覧
NVRを防犯カメラに用いることで、万引きや不正侵入といったトラブルをいち早く検知し、証拠を残すことができるため、防犯対策として効果的です。
NVRはマーケティングに活用することもできます。
例えば店舗に監視カメラとNVRを設置した場合、来客状況や顧客の動きを把握することで顧客の導線や行動パターンの分析が可能になり、店舗内の配置の改善や顧客満足に繋がる課題の抽出に役立ちます。
管理事務所内に監視カメラとNVRを設置することで、オーナー不在時の不正を未然に防いだり、証拠映像を記録したりできます。
さらに遠隔指示ができるため、監督者がその場にいない作業現場に対しても指示を行うことができます。
AI画像認識機能を使えば、その利用可能性は無限に広がります。以下はその一例です。
また、システム・ケイでは人物・車両を検出するAI機能を標準搭載したNVRも取り扱いしております。
NVR708AI(8CH)では、弊社が独自に開発した映像管理システムSK VMSと連動することで、AI画像認識結果の検索などが可能です。
この他にも利用シーンは多岐にわたります。詳しくはこちらをご覧ください。
ネットワークビデオレコーダーの利用シーン一覧
NVRを選ぶ際のポイントには、大きく分けて2つあります。
レコーダーには、「チャンネル数」と呼ばれる接続可能なカメラの台数がそれぞれ決まっており、4・8・16チャンネルなどがあります。
このチャンネル数は後から増設することができないので、あらかじめ何台のカメラを使用するのかを考えておく必要があります。
後からカメラを追加することを考慮し、チャンネル数の多いレコーダーにしておくのが無難です。
撮影した映像を録画できる時間は、レコーダーに搭載されているHDDの容量によって変わります。
カメラが少なかったり、1日の録画時間が短いのであれば、そこまで大きな容量のものを選ぶ必要はありません。
ただし複数台接続する場合や、長時間の録画をする可能性がある場合、解像度の高い映像を録画したい場合などは、大容量のHDDにしておくとよいでしょう。
NVRを選ぶ際には上記を踏まえたうえで、こちらもご活用ください。
録画保存日数計算
また、システム・ケイではそれぞれの用途に合わせたNVRを多数取り扱っています。
こちらも併せてご確認ください。
NVR製品ラインナップ
まだNVRを利用していない方々は、ぜひこの機会に導入をご検討ください。
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