【初心者向け】NVRの仕組みと、カメラとレコーダーが別々な理由
NVRの知識 —
こんにちは。システム・ケイで営業事務を担当しているふじさんです。
「システム・ケイ」の名の通り、システム関連の会社に入り1年と少しが経ちましたが、
文系の畑で育った私にはまだまだわからないことばかり……。
そこで、私が入社してから感じた疑問を、この場で皆さんと共有し解決していけたらと思います。
記念すべき第一回目の疑問はこちら。
疑問その1 NVR(ネットワークビデオレコーダー)って一体なに?
疑問その2 なんでカメラとレコーダーが別々なの?
というわけで、今回はNVRの基礎知識の部分である2つの疑問についてお話します。
目次
疑問その1 NVRって一体なに?
さて、皆さんは【NVR】という製品をご存知でしょうか?
私はシステム・ケイに入社するまで知りませんでした。見たことも聞いたこともない。
そんな私に、会社の人が見せてくれたものがこちら。
ドンッ。
……なんだっ??この四角くて黒い物体は!!
レコーダーというけれど、見たところビデオやDVDの挿入口はどこにもありません。
これは何を録画する機械なんだ……?
頭に「?」が浮かぶ私に、会社の人は言いました。
「これは防犯カメラ専用のレコーダーなんですよ」
NVRは防犯カメラ対応のレコーダー。録画の仕組みは?
むむ? 防犯カメラ専用のレコーダー??
そうなんです!「NVRは「ネットワーク ビデオ レコーダー」の略称で、ネットワークカメラと呼ばれる防犯カメラに対応しているレコーダーになります。
なんでも、防犯カメラはカメラ本体に録画機能が付いてないものが多く、映像を撮っても録画することができないのだそうです。
そこで活躍するのがこのレコーダー、NVRというわけですね!
NVRの中には【HDD(ハードディスク)】と呼ばれる記録媒体が入っており、NVRとカメラを繋いで設定すると、たちまちNVRに内蔵されたHDDに防犯カメラの映像が記録されるという仕組みなのです。
※録画した映像はNVRに接続したパソコンから閲覧再生することができます。
疑問その2 なんでカメラとレコーダーが別々なの?
NVRがどのようなものかわかったところで、ふと一つの疑問が浮かびました。
「どうして防犯カメラとレコーダーは別々になっているのだろう?」
防犯カメラの中にレコーダーを組み込んだ方が持ち運びも楽で便利そうな気がしますよね。
機械を二つに分けるメリットはあるのでしょうか?
けれども、防犯カメラとレコーダーが分かれているのには、ちゃんとした理由があったのです・・・。
防犯カメラとレコーダーを別々にする2つのメリット
メリット1 録画データを守ることができる
もしも防犯カメラが何者かに悪戯されたり、災害や事故に巻き込まれてしまったら…。
録画機能がついている防犯カメラの場合、カメラ本体が壊れると録画データも一緒に消滅してしまいますよね。
別の場所にレコーダーがあれば、カメラに万が一の事があっても録画データ自体に影響はありません。
メリット2 長時間録画にも対応
常に現場を映している防犯カメラの録画データ量は、膨大なものになります。
容量オーバーで必要な録画データが保存できない! という事態は避けたいところ。
録画容量の多いレコーダーを使えば、残り容量を気にせず、24時間監視でも安心です。
このように、カメラとレコーダーを分けることで、カメラに万が一の事があっても録画データは守られ、長時間の録画にも対応できる事が最大のメリットです。
システム・ケイが取り扱っている3種類のNVR
NVRは防犯カメラ対応レコーダーということもあり、必要な環境や用途に対応できるようスペックも様々です。
今回は、システム・ケイが現在取り扱っている3種類のNVR製品をご紹介します。
①NVR-200シリーズ
システム・ケイでは一番ポピュラーなNVRになります。
NVR-204MkⅡ、NVR-208、NVR-216の3種類があり、接続可能なカメラの台数が異なります。
※NVR-204MkⅡはカメラ4台まで、NVR-208はカメラ8台まで、NVR-216はカメラ16台まで接続可能です。
■製品紹介ページ:https://nvr.bz/nvr/nvr200series/
(個人的には、MkⅡ(マークツー)という呼び方がちょっとカッコいいなと思っています)
②NVR-6132U
NVR-200シリーズよりハイスペックなNVRになります。
カメラは32台まで接続可能です。
形状は棚に置いて使用するのに向いている「ラックマウント型」。色はシルバー。
■製品紹介ページ:https://nvr.bz/nvr/nvr6132u/
③NVR-6132T
こちらもNVR-200シリーズよりハイスペックなNVRになります。
カメラは32台まで接続可能です。
形状は縦長の「タワー型」になります。
■製品紹介ページ:https://nvr.bz/nvr/discontinued-nvr/nvr6132t/
NVRはシステム・ケイもしくは販売代理店経由での販売になります。
一般の家電量販店ではあまり置かれていないため実物を見る機会は少ないと思いますが、街中で見かける防犯カメラの陰でひっそりと働いているNVRの存在をちょっとでも知ってもらえたら幸いです。
まとめ
NVRの基本的な知識についてお話しましたがいかがでしたでしょうか?
今回のお話のポイントは次の2つです。
・NVRは防犯カメラ対応のレコーダー
・カメラとレコーダーが別々なのは、録画データを守り長時間録画に対応するため
私たちの身の回りにあるカメラは、デジタルカメラも、携帯電話に付属しているカメラも、撮影後すぐに映像を確認できるものばかりです。
そのため「防犯カメラに録画機能が付いていない」というと、少し不思議に感じる方もいるかもしれません。
(私もシステム・ケイに入社当時は「カメラには録画機能が付いていて当たり前」だと思っていたので、かなり驚きました……)
【防犯カメラ】はあくまで「映像を映すこと」が目的の機器なので、録画をしたいのであれば【レコーダー】を別に用意する必要があるというわけなんですね。
システム・ケイでは今回お話した防犯カメラやNVR(ネットワークビデオレコーダー)の販売を行っています。
気になった方は以下のサイトを覗いてみてくださいね!
■システム・ケイ カメラサイト
https://systemk-camera.jp/
■ネットワークビデオレコーダー(NVR)とは
https://nvr.bz/basic/