NVR(ネットワークビデオレコーダー)を長く安全に使うために大切なこと
お役立ち —
こんにちは、システム・ケイのよっこです。
ネットワークカメラで撮った映像を保存しておきたいと考えた時、購入候補として「NVR(ネットワークビデオレコーダー)」が挙がります。
物によりますが、なかなか高価な買い物ですよね。
経年劣化は免れられないにしても、買い替える費用や手間などを考えると、やはり少しでも長く同じNVRを使い続けたいのが正直な気持ち・・・。
そこで、今回はNVRを長く安全に使うために注意すべきポイントについてご紹介します。
今お使いのNVRがある方や、これから検討される方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
目次
NVRの故障の原因になるものとは?
分かりやすいものだと、強い衝撃を与えたり 乱雑に扱ったりすることが故障原因になります。
ですが、実は注意して欲しいのは「設置する環境」です。
次のような設置環境はNVRの大敵なので特に注意してください。
急激な温度変化や不衛生な環境
NVRも一般的な機械と同じく、急激な温度変化や不衛生な環境が苦手です。
NVRの周囲に隙間が無いような場所に設置すると、熱がこもって故障に繋がります。
高温はNVRに搭載されているハードディスクにとっても大敵です。
また、そのような場所にはホコリも溜まりやすく、ホコリは吸気・排気口を詰まらせる原因になります。
タバコの煙にはさらにNVRの寿命を縮める!
上記のような環境に、もう一つ要素が加わると、故障リスクが グッと上がります。
それは「タバコの煙」です。
電子機器の周囲で喫煙をすると、吸気・排気口にタール(ヤニ)が付着し、そこへホコリ等が貼りつくことで空気が通らず、筐体内の温度が上昇し、故障に繋がります。
(過去に修理でお預かりしたNVRがまさにこの状態で、筐体を開けてみると内部に大量のホコリが積もっており、ヤニが粘着剤になって吸気口がホコリで詰まっていた・・・なんてこともありました・・・)
NVRを長く使うためには設置場所に要注意!
熱やホコリは自然と発生してしまうものですが、設置場所に注意することで対処ができます。
以下のような環境への設置は避けることをオススメします。
‐極端な低温、高温多湿、温度・湿度変化の激しい環境
‐衝撃や振動の影響を受けやすい環境
‐直射日光の当たる環境
‐磁気の影響を受けやすい環境
‐発熱器具のそば
‐ゴミやホコリ(土埃、排気ガスなど)の多い環境
‐タバコの煙が多い環境
NVRの周囲は少なくとも10センチ以上の空間を保ち、風通しの良い環境でお使いください。
どうしてもホコリが多い場所に設置せざるを得ない場合は、空気清浄機を導入してみるのもよいでしょう。
気温差がある場所へNVRを移動させる場合は電源に注意!
寒い場所から暖かい場所に移動させたり、室温を急に上げたりした直後は、NVRの筐体内部が結露する恐れがあります。
大きな温度変化があった時は、1時間以上 待ってから電源を入れてご使用ください。
NVRの定期的な掃除とメンテナンスも忘れずに
やはり、物を長く使うために必要なのは「定期的な掃除(メンテナンス)」です。
NVRも、NVRの中に搭載されているハードディスクも、このひと手間で故障リスクを減らすことが出来ます。
ある程度のホコリが発生するのは避けられないので、NVRを設置している場所の周囲や、特にホコリが付きやすいNVRの吸気・排気口は定期的な掃除を行ってください。
まとめ
・急激な温度変化が少なく、ゴミやホコリが発生しにくい衛生的な環境にNVRを設置してください。
・NVRを長持ちさせる秘訣は定期的な掃除とメンテナンスです。
物にもよりますがNVRはなかなか高価な製品です。
設置場所や使用環境、定期的なメンテナンスなど少し気をつけることで長く安心に使うことができるので、ぜひ今回ご紹介したことを参考にNVRを使用してみてくださいね!
【関連リンク】
・NVRの故障かな?と思った時は、以下の「トラブルシューティング」をご確認ください。
https://nvr.bz/support/trouble.php
・NVRの修理をご希望の場合は、以下の「NVR故障・修理の流れ」よりお問い合わせください。
https://nvr.bz/support/repair.php