カメラの解像度の違いで、録画サイズにどれくらいの差がでるの!?
NVRの知識 —
みなさんこんにちは!!
辛い料理が大好きなシステム・ケイ新入社員のはらさんです。
ちなみに、お腹が弱いので翌日トイレで後悔することが多々あります。
突然ですが、みなさんは解像度という言葉をご存知ですか?
最近、電気屋さんで良くみる4Kテレビも解像度の1つです。
弊社が扱っているネットワークカメラでも多くの種類の解像度を選択することが出来ます。
時には解像度とフレームレートを高くしすぎて、NVRにカメラ映像が映らないということも起きてしまいます。(データ量が大きすぎて、NVRが処理できないためです。)
■関連ブログ記事「ビットレートとは?高いとどうなるの?」
https://nvr.bz/topics/knowledge/what-bitrate.php
今回は、その「解像度」の違いによってどれくらい録画サイズに差が出るかを検証していきます。
目次
解像度とは?
まず、解像度とは何だ?と思ってらっしゃる方に解像度について簡単に説明します。
解像度は、どれくらいの画素数(画面を構成する最小単位)で画面が構成されているかを指しています。
(↑NVRのロゴを64×32で表示したもの。)
例えば、Full HD だと横1920画素、縦1080画素で、
Full HD(1920×1080)=1920×1080=2073600
合計2,073,600(約200万)画素が集合して映像を見せているのです。
ちなみに4Kだと、
3840×2160なので、合計8,294,400(約800万)画素の映像を見ることができます!
つまり、解像度が高い=画素の数が多いので、解像度が高いほどデータ量も大きくなり録画サイズが大きくなります。
解像度によって録画サイズはどのように変化する?
解像度に関して何となく分かっていただいたところで、本題に入りましょう。
今回はAXIS P1425-LE MkⅡという機種をNVRに接続します。
登録する解像度は「Full HD(1920×1080)」「HD(1280×720)」「640×360」「320×180」の4種類です。
他の設定(フレームレート、圧縮方式、ビットレート等)については同一にしています。
それぞれの解像度の録画データを1分の動画ファイルとしてAVI形式で出力します。
このとき、FullHD(1920×1080)を基準として動画ファイルのサイズにどれくらいの差があるのかを比べてみます。
その結果がこちら!!
8/14、8/15のそれぞれ12時、15時の録画データをAVI出力しました。
やはり、解像度が大きいほど録画サイズも大きいですね。
また、いずれの日の時間帯もFull HD(1920×1080)に比べて以下のような差になっています。
録画サイズの差
- Full HD(1920×1080)とHD(1280×720)→約2倍
- Full HD(1920×1080)と640×360 →約6倍
- Full HD(1920×1080)と320×180 →12~15倍
Full HD(1920×1080)とHD(1280×720)では2倍ほど録画サイズに差がありますね!!
そして、8/14 12時と8/15 15時のFull HDの録画サイズに注目してください。
・Full HDの録画サイズ
8/14 12時→5720KB
8/15 15時→2910KB
同じ解像度を選択していても録画サイズが2倍ほど違います。
このサイズの差は、録画した映像の違いによるものです。
ちなみに録画サイズが大きかった8/14 12時は録画映像に動きがあり、
録画サイズが小さかった8/15 15時は録画映像に動きがありませんでした。
録画保存日数を考える場合、撮影する範囲の通行量など映像内の動きの考慮も必要ですね。
今回の検証結果
解像度が大きいと録画サイズも大きくなることが分かりました。
また、Full HD(1920×1280)とHD(1280×720)には2倍ほど録画サイズに差がありました。
弊社ではNVR、ネットワークカメラのデモ機貸出を行っております!
ぜひ購入前に評価して頂き、今回の検証結果をご確認ください!
また、日頃のカメラ検証で同じ解像度であってもカメラメーカーによって録画データのサイズに差があることに気がつきました。
次回は、カメラメーカーによる同一解像度の録画データサイズの違いについて、検証してみますね。
まとめ
・FullHDはHDよりも約2倍、録画サイズが大きい。
・同一の解像度でも録画する映像によっては、録画サイズが2倍ほど違うことがある。