モーション検知
技術情報 —
カメラのモーション検出機能を使用して、NVRでモーション検知録画が可能です。
モーション検出機能は現在ほとんどのネットワークカメラに搭載されている機能です。
本機能は撮影している映像に変化があった際に、
それをトリガーにして様々な機能を動作させることができるものです。
日頃動きのない場所や24時間連続監視の録画データでは、
余計な映像を見ないで、動きのあった部分のみ確認が可能になります。
また、録画設定でモーション検知時のみ録画するよう設定すれば、
録画容量も削減できるので、長期間の録画が可能になります。
設定方法について、まずカメラにアクセスし、モーション検出を有効にします。
例としてAXIS製 M5014(※現在は販売終了のため、リンクは後継機種のM5054 PTZ)を使用します。
下図はモーション検出の設定を行う画面なのですが、
ここでは検出の範囲や感度(動きのスピード)、割合(動きの大きさ)を設定します。
次にNVRの設定ですが、【設定】→【イベント発生要因】の順にクリックすると下図のページが表示されます。
赤線で囲まれた部分のように、対応するカメラにチェックをつけ、「適用」をクリックします。
次に、【設定】→【録画】の順にクリックすると下図のページが表示されます。
デフォルトでは、赤線部分にチェックが入ってますので、チェックを外して「適用」をクリックしてください。
これによりモーション検知した際の画像データのみが録画されます。
カメラ側の設定情報を確認してみましょう。
下図のように【EVENT】→【Action Rules】を開きます。赤線部分を下にスクロールします。
一番下に、対象のNVRのIPアドレスが書かれたアクションルールが確認できます。
これにより、NVRのモーション検知のイベントがカメラ側のイベントとして連携できていることが確認されました。
では、実際NVRのモーション検知画面を確認しましょう。
【イベント】をクリックすると下図が表示されます。
赤線内は最新のイベント順に降順で表示されており、クリックして再生が可能です。
【今回紹介したカメラ: AXIS製 M5014(※現在は販売終了のため、リンクは後継機種のM5054 PTZ)】
●とても目立たない設計でパン、チルト、ズーム機能を提供
●HDTV 720pおよびH.264
●Power over Ethernet (IEEE 802.3af)
●内蔵マイクと音声検知