NVRブログ

ちょっと気になる防犯監視カメラのSDカード録画について【初心者向け】

NVRの知識 —

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こんにちは!
ネットワーク監視カメラとAI画像認識システムのシステム・ケイです。

実はSDカードによる録画も行うことができるネットワークカメラ。
しかし、システム・ケイではSDカードよりも、「NVR(ネットワークビデオレコーダー)」を使うことをおすすめしています。
今回はその理由を解説していきます!

そもそも、NVR(ネットワークビデオレコーダー)とは

NVRとは、ネットワークカメラの映像を録画するための機器のことです。
監視カメラ本体の役割は、あくまでも「映像を映すこと」であり、「映像を録画し保存すること」はNVRが行います。

ネットワークカメラ・NVRはどちらもネットワークで繋がっているため、撮影を行うカメラ本体と、録画を行うNVRの設置場所が離れていても問題がないのが特長です。
例えば、「全国各地に設置した監視カメラの映像を、東京のNVRで一括管理する」なんてことも可能になります!

NVRにはさまざまな機能や用途がありますので、「NVRを初めて知った」「まだNVRについてよくわかっていない」という方は、以下の記事も合わせてお読みください!

監視カメラの映像はSDカードでも録画できる

NVR(ネットワークビデオレコーダー)の存在を知っている方の中には、そもそもネットワークカメラでSDカードが使えることを知らなかった…という方もいるかもしれません。

ネットワークカメラです。

ネットワークカメラ1

裏返すと……?

ネットワークカメラ2

うっすらと「MEMORY CARD」の文字が見えます。

ネットワークカメラ3

ここにSDカードを差し込むんですね。

SDカードで録画した映像は、パソコンからネットワークカメラに直接アクセスすることで確認できます。
ネットワークカメラの録画映像は特殊な形式でSDカードに記録されているので、SDカードをカメラからパソコンに移し替えて見ることはできません。

監視カメラの映像はSDカードでも録画できる

SDカードが使えるなら、わざわざNVRなんて専用の録画機器を使う必要ないじゃん!と思いますよね。
確かに、SDカードの方が身近で使いやすそうなイメージがありますが、SDカードを監視カメラの録画のために使うのはデメリットも多いのです。

知っておきたいSDカード録画の落とし穴

抜き取られる可能性がある

防犯カメラが犯罪の証拠となる映像を捉えていたとしても、SDカードを抜き取られ、証拠を隠滅される可能性があります。
NVRなら、カメラ本体とは別の場所に設置できるため、カメラ本体からデータを盗まれる心配はありません。また、万が一カメラを破壊されたとしても映像データはNVRに残ります。

HDDに比べ、SDカードの寿命は短い

NVRでは、HDDという記憶装置を用いています。
環境にもよりますが、一般的に、SDカードよりHDDの方が寿命が長持ちしやすいと言われているようです。

監視カメラは、『24時間撮影』を『長期間的』に行う場合も多く、常に録画情報を更新し続けることは、その分記憶装置に大きな負荷をかけることに繋がります。

その点、長時間に渡り撮影を行う監視カメラ映像の保存には、SDカードよりもHDDの方が向いていると言えそうです。

HDDに比べ、SDカードは保存容量が小さい

HDDとSDカードでは、データの保存容量が大きく違います。

2023年10月20日現在、市販されているSDカードの最大容量は1TBです。
(キオクシア株式会社は、2TBのmicroSDカードの量産を2023年中に開始すると発表しています。)

では、対するHDDの最大容量はというと…
なんと、現在22TBのHDDが市販されています。その差なんと22倍
2020年代後半には、HDDの最大容量は50TBを超えるだろうと予想されています。

監視カメラで長時間撮影された映像を保存する際、データ容量の問題はつきものです。
圧倒的な保存容量を誇るHDDに比べ、SDカードは保存容量が小さく、こちらの点でもHDDの方が長時間録画に向いていると言えます。

HDDに比べ、SDカードは保存容量が小さい

SDカードは交換が大変!

監視カメラは、壁や天井といった高いところに設置されることが多いです。
SDカードはカメラに直接取り付けて使用するため、新しいものに交換する場合は、高所に設置されたカメラを取り外す作業が必要になります。
もちろん、NVRであればその必要はありません。

SDカードは交換が大変!

これはさすがに面倒くさい!

SDカードが役に立つ場面

ここまで、SDカードのデメリットを挙げてきましたが、NVRとSDカードを併用することで、SDカードが役に立つ場面があります。

例えば、NVRを設置していた場所で停電が起きた時。
NVRの電源が落ちてしまっても、カメラが停電にあっていなければ、停電した時間の録画映像がSDカード内に残ります。

SDカードによるバックアップ

このように、『バックアップの録画機能』としてSDカードが活躍することもあるんですね!
NVRでの監視をより万全にしたい人には、SDカードを併用してみるのも良いかもしれません。

ネットワーク監視カメラには、やっぱりNVR!

ここまで読んでいただいた方は、監視カメラ映像の録画にはNVRが最適であるとお分かりいただけたかと思います。

NVRには様々な機能があり、多くの場面で活用されています。
特に、AIによる画像認識機能を活用することで、その利用可能性はまさに無限大!
以下はその一例です。

従来通りのセキュリティや監視から、コスト削減・効率アップ・マーケティング活用など多岐にわたり活躍するNVR。
興味を持たれた方は、ぜひ以下のページもご覧ください!

☆NVRの利用シーンについてはこちら!
ネットワークビデオレコーダーの利用シーン一覧

まとめ

  • SDカードは、カメラ本体から抜き取られる可能性がある
  • SDカードよりHDDの方が、寿命が長く、保存容量が大きい
  • 高所に設置したカメラは、SDカードの交換作業が大変
  • SDカードは『バックアップの録画機能』として使うのがオススメ
  • ネットワーク監視カメラには、やっぱりNVRが最適!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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