UPSで複数台のNVR-Proの電源管理
NVRの知識 —
こんにちは!システム・ケイです。
今回はUPSで複数台のNVR-Proの電源管理をする方法をご紹介いたします。
UPSはUninterruptible Power Supplyの略で、和訳すると無停電電源装置と訳します。
UPSは内部にバッテリーを搭載し、商用電源からの給電が無くても一定期間、電力を供給する事が出来る装置で、サーバなど予期せぬ電源障害によるシステムの急な停止を防ぎ、安全にシステムを停止するための電力の供給を行います。
ネットワークカメラシステムではNVRやVMSサーバで常時ハードディスクへ録画データの書き込み行っているため、停電などの電源トラブルが発生すると書込み中のデータの損失だけでなく、システムの障害やハードディスクの破損の危険性があります。
システム障害やハードディスク障害が発生すると復旧には多大なコスト(時間と費用)が掛かり、また復旧までの間はネットワークカメラシステムが利用出来なくなる問題も発生します。
弊社のNVR-ProはUPSとUSBケーブルで接続する事で電源管理を行う事が出来ますので、電源障害発生時に自動シャットダウンを行い、システムを安全に停止する事が出来ます。
また、これまでは上記の様にNVR-ProとUPSが1対1の組み合わせでのご利用のみでしたが、2022年9月にリニューアルしました機種からは複数台のNVR-Proを1台のUPSで電源管理を行う事が出来る様になりました。
下記の構成図の様に電源障害時もNVR-Pro同士がネットワークで接続出来る必要があるため、ハブもUPSから給電する必要がありますが、電源障害発生時に1台のUPSから複数台のNVR-Proの自動シャットダウンを行う事が出来ます。
電源障害に伴う機器トラブルを防ぐためUPSの導入をお薦めしておりますので、NVR-Pro導入時はUPSの導入も併せてご検討ください。
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