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フレームレート(FPS)による動画の違いは?

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こんにちは、システムケイのH☆Gです。

以前、「フレームレート(FPS)って何?どのくらいの値にすればいいの?」の記事で「フレームレート(FPS)」についてご説明しました。

ただ、具体的なフレームレートの値を書いても、文章だとどんな動画になるのかイメージしづらいですよね。

そこで今回はフレームレートが変わるとどれくらい動画の動きに違いが出るのか、イメージしやすいように比較動画をお見せします!

フレームレート(FPS)による動画の違いは?

 

実際にフレームレートの違いを見てみよう!

今回は2FPS・5FPS・10FPS・29FPSの動画をご用意しました。

それぞれのFPSの値について簡単に解説すると・・・

2FPS(画面左上)
カクツキがあります。1コマの感覚が長いので瞬間移動のような感じですね。

5FPS(画面右上)
少しカクツキもありますが、監視目的として利用可能なコマ数です。

10FPS(画面左下)
なめらかです。動きが速いものを確認したり監視したりすることが可能です。

29FPS(画面右下)
とてもなめらかです。ただし、録画に必要なハードディスク容量は大きくなります。

 

フレームレート別、おすすめ利用目的のご紹介

今回の動画で使ったフレームレートの設定数値は、どのような利用目的や利用場面で役立つのかご紹介します!

 
2FPS
かなりカクツキがあるので、防犯にはあまり向きません。

留守番中のお子様や遠方にいるご年配の方の安否確認、留守中のペットの見守りなどカクツキがあってもあまり問題がない状況に向いています。

また、容量が大きくないので長時間の監視目的や、画質劣化が少ないので静止画を拡大して確認する目的での利用におすすめです。

 
5FPS
防犯カメラのフレームレートは視認性から最低でも4FPSは必要だとされているので、5FPSも防犯目的に利用可能な数値です。

容量もそこまで大きくなくてある程度の長時間監視にも対応できますし、動画の滑らかさもそれなりにあるので、バランスが良い設定数値と言えます。

動作や静止画のどちらも確認が必要となることが多い店舗の出入りや万引きなどの監視におすすめです。

 
10FPS
防犯目的だと、FPS7コマが人の行動や車の経路などの撮り逃しがないと言われている数値です。

10FPSはそれよりも上なので、十分過ぎる数値なわけですね。

それなりに滑らかなので、車両の経路を確認したり、流れを確認するライン作業の監視など動作を確認するのに向いています。

ちなみに、アニメーションは12FPSが主流なのでアニメーションくらいの滑らかさだと覚えておくとちょっとした参考になりますよ。

 
29FPS
29FPSはテレビの地上デジタル放送と同じくらいの数値です。(正確には29.97FPS)

ここまでくると容量がかなり大きくなりますし、ネットワークカメラでは29FPSの設定が必要になる状況もほぼありません。

デジタルビデオカメラやスマホの動画撮影などは30FPSが多いので、子供の運動会や日常の様子など向けの撮影設定ですね。

 

フレームレート(FPS)による動画の違いは?まとめ

実際の動画を見ていただいて、なんとなくFPSのイメージが掴めましたでしょうか?

防犯目的で利用するなら、4FPS〜10FPSもあればバッチリです。

今回ご紹介したフレームレート別のおすすめ利用目的は、利用環境や使用機器によっては設定数値なども変わってくるので、ちょっとした参考になればと思います!

この記事を読んでネットワークカメラに興味が出た方は、弊社システム・ケイのNVRのサイトもぜひ見てみてくださいね!
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