NVRを使う5つのメリットとは?知ればあなたもNVRを使いたくなる!?
NVRの知識 —
こんにちは。中年新入社員のあらじぃです。
この会社に入社して、NVRという魔法の箱をお客様にお勧めすることになったのですが、ネットワークカメラの画像をため込む先を『とりあえず自分のパソコンのHDDに』ではいけないのか? という素朴な疑問の答えが見えてきました。
NVRに馴染みのなかった私のような人間が、カメラの画像管理でどういう観点から人はNVRに行き着くのかを、今回あれこれ“いじくってみた”上でお伝えしてみます。
上記のような疑問への回答とともに、弊社のブログの随所に小出しされている、NVRのメリットも総括してみました。
目次
そもそもNVRとはどんなもの?
NVRとは何なのかを知らないといけないですね。(大丈夫ですよ、こっそり話に追いつけます!)
一言で言うと、ネットワーク・ビデオ・レコーダーの略で、ネットワークカメラの映像をIPネットワークを経由して録画する機器です。
NVRは従来のアナログカメラ専用のデジタルビデオレコーダ(DVR)に代わる録画装置として、現在は広く普及しており、法人/個人を問わず、また使われる用途としても管理、監視、防犯など幅広い目的で、証拠映像の記録や遠隔地でのライブ映像の監視などに用いられる便利な機器です。
詳しくは弊社のNVR紹介ページをご覧ください。
なお、これでもまだもやもやしているあなたには、もっとNVRが直感的にわかるサイトもありますよ!
近年はこのNVRと似たような機能を持つパソコンソフトも世の中には存在しますが、本編ではNVRという「専用機」があることにより何がどう便利になるのかを解き明かしてみたいと思います。
NVRを使うとこんなに便利な5つのメリット
実を言うと、そこそこのHDD容量があるPCとネットワークカメラ、そしてネットワーク環境があればNVRが無くてもなんとかカメラ画像はため込めるのですが、後々トラブルになった際に面倒なことになるケースが多々あります。
そこで、NVRがなくてもなんとかなるけどあった方がこんなに便利!というシーンをNVRのメリットとしてご紹介して行きます。
【メリットその1】NVRなら24時間稼働が可能
防犯や監視目的に使いたい場合、ネットワークカメラを24時間稼働させる必要があるケースがほとんどです。
しかしそもそもパソコンは24時間稼働するようにできていません。常にライブ映像での監視や録画が求められる中でこれは致命的です!
パソコンは部品の耐久性からも24時間稼働に適していないですし、Windows Updateによる再起動や省電力設定で自動的にスリープしてしまうこともしばしば。
その点、NVRがあると24時間稼働することが可能です!そこが専用機の強みです。
マシンそのものが24時間稼働を前提に設計されており、特に弊社のNVRの多くはファンがありません。
電気製品として考えるとモーター駆動品であるファンが無いことは、故障率が低いことはおわかりいただけると思います。
ファンレスレコーダーについては「ファンレスレコーダーのメリット、デメリットは?」を参考にしてください。
【メリットその2】NVRはリソース不足の心配なしで手間要らず
ネットワークにつながっているパソコンの多くは、メール送受信や表計算ソフト、Webブラウザでの業務などのオフィス系ソフトを動かしています。
それらがメモリーとネットワーク帯域をカメラ管理ソフトと混在すると、ある日突然リソースが足りなくなってパソコンが言うことを聞かなくなっても不思議ではありません。
また、多くの場合、オフィス環境ではIPアドレスはDHCPサーバーから割り当てられているので、そのアドレスが変わるたびにカメラ側の再設定などということも。
その点、NVRは専用機なので、アドレスも一定、リソースも他に邪魔されないので手がかかりません。
【メリットその3】NVRならしっかりサポート
パソコンもカメラもネットワークにつながっているので、カメラメーカーの無償ソフトでもカメラ/画像管理はできるのですが、PCのOSがアップデートされると使えなくなったり、例えばNAS環境があって接続できても、メーカー側ではサポート外だと言われてしまうケースがあります。(“やってみたらたまたまできただけ”の典型です)
使い方の問い合わせ程度であれば答えてくれますが、障害と思われるような事象についてはそのようなソフトの位置づけ上、対応する義務がメーカー側にはありません。
その点、NVRは通常組み込みOSで動いているため、保証期間中であればファームウェアのアップデートで不具合対応がされ、かつ接続性についても規定されていますので、仕様に反した動きがあれば対応の義務があります。
【メリットその4】NVRはコストダウンの決定打
PCで画像管理をする場合と比較して、かかるコストについてはどうでしょうか。
もしもWindowsだけ導入された、それなりにHDD容量のあるパソコンを占有して5年使おうとしても、OS含めた保守費用がかかります。
特に解像度の高い画面が見たくてグラフィックカードなどを増設すると、さらにカードの費用も電気代も高価になります。
弊社のNVRは、出荷時に基板上に組み込み用OSとしてのLinuxとNVRの管理ソフトが導入されていますので、ライセンス費用を気にすることもなく、またインストール作業も不要でセットアップ人件費はほぼかかりません。
弊社NVRのセットアップは2分31秒の動画を見るだけで習得できてしまいます。
また、消費電力がパソコンなどと比較しても格段と低く、ランニングコストはかなり節約できます。(当社比較で通常のデスクトップ・パソコンの1/3~1/4)
弊社のNVRは初期購入費用にすでに5年間の保証が含まれております。追加保守費用はこの期間は発生しません。
【メリットその5】あれこれ用意する必要が無くALL in ONE !
パソコンにカメラ画像データを蓄積するにしても、HDD容量の観点からファイルサーバーやNASへ順次ファイルを移動したり、大容量のUSBデバイスでコピーしたりして運用するケースを考えると、それはそれでコストと手間がかかるものです。
弊社のNVRはHDDはオプションとして本体内に内蔵可能。
モデルによってはRAIDも組めますので、HDD故障対策もできます。
画像データはUSBデバイスにもコピーできますが、なんと設定次第で保持期間を過ぎた画像データの領域は自動的に上書きできます。
見かけは小さくてもサーバー機と同等のリソースが1箱に詰まっているようなものです。PCを用意しなくてもモニター/キーボード/マウスがあればそれだけでカメラ画像管理が開始できるのです。(*LAN上のPCからの管理も当然できます。)
NVRは他にもこんなメリットも!
以上の5つのメリット以外にも、NVRを使うメリットはまだあります。
弊社のNVRは、特定のメーカーのカメラに限定せず世の中のほとんどのメーカーのネットワークカメラに対応しています。
カメラメーカー提供のソフト(一般名称はVideo Management Software) は、通常その提供メーカーのカメラしか制御できません。
そして専用機としてのメリットは、仮に一時的に休止や取り外しをしても、他の業務に支障が無いことです。
パソコンやサーバーのように他の業務やデータが混在していないので、業務に支障なくメンテナンスできる点を重視されるお客様が大勢います。
また、HDDが万が一壊れても、ライブ画面は引き続き視聴可能です。ボード内の組み込みOSが制御しているため、録画データ用HDDの交換が発生しても再導入の手間もありません。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回はNVRを使用するメリットを、主にPCで制御したり画像管理をした場合との比較でお話ししてきました。
お話のポイントは次の5つでした。
・【メリットその2】NVRはリソース不足の心配なしで手間要らず
・【メリットその3】NVRならしっかりサポート
・【メリットその4】NVRはコストダウンの決定打
・【メリットその5】あれこれ用意する必要が無くALL in ONE !
多少なりともパソコンやサーバーに心得のある人は、NVR無しでも既存の機材でなんとかなる、と最初は思うかも知れませんが、正直なところ専用機(NVR)にするメリットの方が大きいと、この記事を読んで思っていただければうれしい限りです。
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https://nvr.bz/nvr/